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「プランナーも一人参加か。確かにその方が、現場の雰囲気も伝わりやすいだろうな」
「えぇ。それで、誰に参加してもらうのがいいか主任に決めて頂きたいんですけど」
「それなら、霧島がいいんじゃないかな」
朝日さんとの打ち合わせを強引に終えて会議室を飛び出した私は、溢れる涙を拭い職場へと直行した。
予定通り、次回の打ち合わせに参加する人選を楢崎主任に頼むと、主任は一切迷うことなく霧島くんの名前を挙げた。
「え……霧島くんですか?」
「朝日が相手だったら、女子社員の中で争奪戦が起きるだろ」
「……」
確かに、そこは反論出来ない。
けれど、前回朝日さんと二人で会議室にいるところを霧島くんに見られてしまったこともあり、三人で打ち合わせすることに気まずさを感じずにはいられない。
「楢崎主任は……朝日さんとどういったお知り合いなんですか?」
「社会人になってから友人との飲み会で知り合ったんだよ。最近まではしばらく会ってなかったけど、今年に入ってアイツが札幌に転勤になってからはたまに飲みに行ってるかな」
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