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3.決意
私のスマホがツーツーと鳴る
電話が切れた数秒間
私の頭の中は真っ白だった。
頭の整理が追いつかない
放心状態が続いた。
しばらくしてハッとしていそいでスマホを手に取り電話をかけ直した。
プルプルプルプルプルプルプルプル
一向に繋がらない。
呼び出し音で焦りと不安が増す
心臓がはち切れそう
早く応答して！
結局出なかった。
その後二、三回電話をかけたが全部出ない。
あまりにもショックが大きくて、ベットでうずくまってしまう。
「ねぇ風華。大丈夫？」
下から母がそういってきた。
まぁあんだけ大声出してたからそうなるよね。
「うん。大丈夫」
「本当に大丈夫なの？ご飯作っといたから食べたくなったら降りてきな。」
実際今は食べる気にならないからその優しさがとても嬉しかった。
その優しさで少し冷静になれた。
さっきのが本当に起きてたことだとしたら恵実の親に連絡した方がいいのか...
いや、やっぱり警察に連絡した方がいい。
通報すれば少なくとも恵実がいた旅館まで行ってくれるはず...
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