本屋さんと浜辺の乱痴気騒ぎ

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 読子がえろい視線に酔っている脇では百合の気がある女子校生が久々にあった友人を押し倒している。押し倒された子の彼氏なんかは「やめなよ」と言ってはいるが、水着姿のふたりの絡み合いに興奮しているのが丸わかりだった。  さて可愛いバイト達はどうしているかなと読子は体を起こす。きょろきょろと見回すと、最年少の一郎がなにやら上手くやっているようだ。 「霧子さん、やっぱり無事だったんだね」 「あれくらいじゃどうってことないよ。でもあたしのこと、憶えててくれたんだね」 「当然じゃないか。言っただろう、一目惚れだって」 「でもそろそろ向こうから帰ってだいぶ時間もたってたし、それに別れる前にキミには……」 「その点は俺も申し訳ない。結局霧子さんみたいな素敵な人にはまだ出会えていなくて」 「仕方がないなあ。今回は特別に、あたしが一日だけ一郎の女になってあげるよ。ここの人たちは夫婦ばかりだし、独り身じゃ一郎も寂しいだろう?」 「いいの? 嬉しいけれどたしか霧子さんって旦那さんが……」 「今更そんなこと、気にすることはないさ。菱夫は確かに秋山霧子の旦那さんだけど、これは元住民のキリコとして元咎人の一郎とお付き合いするって事だから」  話の流れに任せて一郎はキリコに口づけして抱きついた。  その様子を心の男性器を勃起させながら読子は遠目に眺めて、ついに一郎くんも大人の階段を登るのかと感慨深く胸を熱くさせていた。     
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