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「んっ、う」
「僕たちは、こうやって上に乗って受け入れなきゃいけないこともある。……リュドラー。君は男との経験はある?」
ちいさく首を横に動かしたリュドラーは、ティティにそれをされるのかと目を開けた。目尻にキスをされ、乳首をつままれる。
「ふっ、んぅ……」
「ふふ、そう。そうやって、声を出して」
麻薬のように、ティティの声がリュドラーの意識に沁みる。耳奥を舌で愛撫されながらそそがれる声は、リュドラーの理性を心地よくとろかせた。
「ああ、ほら。こんなに尖って自己主張してる。感じている証拠だよ」
「あ、あ――、んぅ」
指の腹で擦られる乳首は、これ以上ないほど硬く凝っていた。淡く甘い快楽が、皮膚と肉の間をさざ波のように駆け抜けて、リュドラーの全身を支配する。陰茎はすっかり起き上がり、ティティの尻の谷に挟まれていた。
「ふふ、かわいいよ、リュドラー」
乳首にあったティティの手が、リュドラーの陰茎に触れた。ハーネスを外され、そっと指で包まれたリュドラーは、うっとりと吐息を漏らした。
「は、ぁ、ああ……」
ティティはリュドラーの熱をゆるゆるとしごきながら、シャツごしに尖った乳首を口に含んだ。舌先ではじかれ、軽く歯を立てられてリュドラーがうめく。
「っは、あ、ああ」
「リュドラー。君はいま、僕に抱かれているんだ。ねえ、それを意識して」
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