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太ももに手を置かれ、トゥヒムはカッと赤くなった。
「いい反応だ、トゥヒム。若いというのはすばらしい」
サヒサの手が太ももを滑り、トゥヒムの盛り上がりをそっと包んだ。
「んっ」
「ここが硬くなりすぎる前に、隣室に行くとしようか。――可憐なさえずりを聞きながらお茶をしようと思ったのだが、君はすぐにも特別な菓子を味わいたいらしい」
下唇を噛んで、トゥヒムは戯言を聞きながした。否定をするには反応をしすぎているし、肯定ができるほど露骨な気分にはなれない。
けれどトゥヒムは、サヒサの提案を心から喜んでいた。リュドラーがどのような姿で、どんな相手にどこを責められ、あれほど淫靡で艶やかに啼いているのかをはやく知りたい。
急いているとは知られたくなくて、サヒサの誘いにゆっくりと立ち上がったトゥヒムは隣室へと導かれた。
「さあ、トゥヒム」
ドアをくぐったトゥヒムは、想像以上の光景に絶句した。
首輪に紐を着けられたリュドラーが、数名の中性的な青年に肌身をもてあそばれている。首輪の紐を握っているのは、ガラス細工のような目をしたティティだった。美しい青年たちはうっとりと、リュドラーの鍛え抜かれた肉体に指を這わせ、舌を伸ばし、己の欲をこすりつけている。汗と淫欲の液にまみれたリュドラーは口を開いて舌を伸ばし、恍惚に瞳を潤ませて啼いていた。
「なんとも美々しい光景だとは思わないかね」
サヒサに腰を引き寄せられて、トゥヒムはソファに導かれた。四つん這いにされたリュドラーはビクビクと怒張したものを震わせて、先走りを床に垂らしながら腰をくねらせている。
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