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「狭いな。ここに私が入ったとは、信じられない」
「っ、ですか……、事実です」
「ああ。私はたしかに、おまえを貫いた」
あの折のえもいわれぬ圧迫と温もりを思い出し、トゥヒムは体を熱くした。自分がこれほど強い性欲を持っているとは思わなかった。まさしく獣欲と表現するにふさわしい獰猛な炎が腰のあたりで燃え盛っている。
「リュドラー。おまえのここは、とても心地がよかった。私を包み、強く締めつけたかと思えばゆるみ、うごめいて奥へと導く。なんともあさましく恥ずかしいことだが、私は夢中になって……、その…………」
はにかみながら、トゥヒムはリュドラーの秘孔をさぐった。濡れたそこは指に吸いつき、ねだるようにヒクついている。望まれるままトゥヒムは花の香りのオイルをそそいで内壁を擦った。
「っ、は……、あ、トゥヒム様」
「どうした、リュドラー」
ためらうリュドラーに、トゥヒムは不安を覚えた。やり方を間違っているのだろうか。
「その……、指を」
「指を?」
「ふ、増やして……、ほぐしてください」
「ああ、そうか。なるほど」
そんなことすら気づかなかった自分を恥じたトゥヒムは、首を伸ばしてリュドラーの陰茎を舐めた。
「っ、トゥヒム様……」
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