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「咥えはしない。だが、舐めるくらいはいいだろう?」
「んっ、ですが……、トゥヒム様のお顔にもしも……」
最後まで言うのはためらわれて口ごもるリュドラーに、トゥヒムは「大丈夫だ」と陰茎の先にキスをする。
「私が汚れるのではと心配をしているのだろう? そうなったとしても洗えば済むことだ。気にするな」
「気にします。その、髪につくと取れにくいものだとティティが」
「そうなのか。それは、困るな」
「ですから――」
「ならば、達しそうになったら教えてくれ」
「えっ」
「そうすれば顔を離す。それなら問題ないだろう? それまでは、させてくれ」
断れるはずもなく、リュドラーは心音をとどろかせながら「はい」と答えた。耳鳴りのように鼓動が激しく、息が乱れる。トゥヒムの指は増え、リュドラーの肉壁を広げて擦る。快感に震えるリュドラーのそこは媚肉と化してトゥヒムの指にたわむれかかった。
「はっ、ぁ、あ……、トゥヒム様、んっ、もう」
「どうした、リュドラー。達しそうなのか?」
「……っ、ではなく、もう……、準備は整ったかと」
キョトンとまたたいたトゥヒムはすこし残念そうに「そうか」とつぶやき、リュドラーの股間から顔を離した。
「だんだん舐めることが気持ちよくなってきたところだったのだがな」
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