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それでも逞しく生きていたと我ながらと思う。
というよりそのおかげ、と言えば少々不快だが、へこたれない少年であったように思う。
尤もそれどころでは無かった、とも言えるかもしれないが。
当時、最愛の人が居た。
その村の端の方で暮らすその人は、床に臥せていた。
元々病弱であったそうで、家から出る姿を見ることはあまり無かった。
毎日俺は家に帰っては、すぐに仕事に取り掛かる。
ほっとくと勝手に動き回るので、集会が終われば極力すぐに帰った。
するといつも困った顔をした。
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