第一章
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だがその翌日、 隣で床に転がって眠ってしまっていた俺が慌てて起きると、 能天気な顔で、 何事も無さそうに本を読んでいる母を見た時は脱力して力が入らなかった。 そんな胸の張り裂けそうな想いは一度では無く、 その度に信じてもいない『創生の王』とやらに願った。 そんな度々死にかける母との暮らしは、 気味の悪い生き物として扱われる俺の、生きる意味で宝物だった。
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