始まりの絵本

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 昔々、この世界には沢山の種類の人々が居ました。    しかし、入り組んだ豊かな大自然によって、人々の歩みを妨げられ、お互いを知ることなく楽しく暮らしていました。  とある島の、勇敢な少年が言いました。    「まだ見ぬ未開の地を見たい」  かくして、小さな一歩を踏み出した少年によって、世界は少しづつ形を変えていきました。  少年の辿った道は、あらゆる人が通りました。  少年の跡を追う、勇敢な戦士達。  少年の友と言う、暴虐の龍。  少年を知る、異能の姫君。  その道は、あらゆる場所へと繋がっていました。  やがて交流が出来ました。  やがて国が出来ました。  似ても似つかない国々は、沢山の種類の人々で賑わいました。
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