序章

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まるで自分が消えない炎に包まれているようだ。 全身が燃えるように熱い。 この大軍が終わるまで。 それまででいいから、この身体が、この命が、尽き果ててしまわないようにと祈る。 俺は叫ぶ。 命を焦がす。 取り巻く絶望に抗いながら、運命を変えるために。
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