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昨日の夢を思い出した。急に不安な気持ちでいっぱいになって血の気が引いてくのがわかった。落ち込んだ私の肩を軽く撫でて南さんはいいよと小さく呟いた。そしてまた続ける。
「昨日、検査の結果が出たの。それが本題なんだけど」
南さんの表情が暗くなっていく気がした。それが余計に不安でこの先を聞きたくはなかったけど、泣きそうなのをグッと我慢して平気な顔を装う。
「ちづきくん、このままじゃそんなに…。手術する手もあるんだけど…本人が嫌がってるの」
南さんは落ち着いた口調で淡々と語った。こういうところを見ると今まで何人の人の死と向き合ってきたのかがわかる。
「あの、ちーは…その、あと」
「…1ヶ月くらいだって」
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