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太陽は沈み、夜が来た。雲はないけど月が今日は見えなくて暗い夜だ。 私は机の奥にしまいこんでいた白い封筒を取り出し、 中の紙を出した。 「へたくそ」 手紙の字が読めないのを下手さのせいにする。泣いてるせいじゃない。 こんなこと初めてだった。 人を好きになったこと、失恋したこと。 今までにこんなに長い夜はなかった。
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