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一応、安全を確保するなら、回復ポーションを10本ほど持っていけば良い。」
「情報、有り難う御座います。」
私はダンさんに向かって、お辞儀をする。
「ん、なに。 袖すり合うも多少の縁ってね。
なんなら、フレンド登録しとくか?
連絡くれれば、アドバイスくらいしてやれるし。」
★フレンド:ゲーム用語★
*フレンド登録していれば、フレンド相手がログインして居るのか、ログアウトして居るのかの状況を知る事が出来る。
傍から見れば、一見して軟派に見えるが。
この申し出は、私にとっては正直ありがたい。
「ダンさんが、ご迷惑でなければ、お願いします。」
私が返事を返すと、ダンさんがステータスウィンドウを呼び出し、私にフレンド登録を申し込んでくる。
【Yes】を押して、ダンさんとフレンドになる。
「じゃぁな。 頑張れよ。」
そう言って、ダンさんは、その場を離れていった。
* * * 数分後 * * *
結局、私が購入したのは。
武器は、ロングソードを1本。
ブラストメイル一式(頭・胴・腕・足)と盾。
回復ポーションを10個。
これだけで、初期に持っていた所持金の2000ゴールドの内、1300ゴールドを使ってしまった。
武器防具を買い揃えて。
私は、ふと考え込んだ。
《そう言えば、北門って、どう行くんだろう?》
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