episode225

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「良く見えるように足を上げろ」 2人きりでも十分恥ずかしい状況なのに 目の前で見張られている。 それも僕に全く関心もない 冷めた顔した男に。 「ンッ……ウウッ……いや……逝っちゃう……!」 その状況が拍車をかける。 僕の歪んだ興奮に。 「おまえが誰の玩具だか言ってから逝け」 征司が噛みつきそうな勢いで僕の耳に吹き込む。 「教えてやるんだ。おまえは誰の玩具だ?」 「アアッ……僕はっ……」 どこまでも意地悪く動きを止めて征司は答えを待っている。 多少の興味を覚えた顔で薄井は情けない僕を見下ろしている。 「僕はっ……」 僕は――。
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