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痙攣する足を抱え込むようにして
幾度かに分けたっぷり――。
「ウウン……」
ドクドクと脈打つモノを
僕の中から引き抜くと。
甘い言葉の代わりに
自由になった唇を征司は柔らかく啄ばんだ。
と――ちょうど事の終わりを見計らったように。
「どうぞ」
既に身なりを整えた薄井が前に出て征司におしぼりを手渡した。
「何ッ……?!」
それから己は僕の側に屈みこみ
持っていたもう一枚のおしぼりで僕の身体を拭い始める。
「おまえの専属だと言ったろ」
「えっ……?」
驚き半身起こした僕に
征司は悦に入った表情で告げる。
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