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「1人だと1時間じゃ終わらなかったと思います。ホントに助かりました。」
「また何時でも言ってください。」
「心強いです。
それから、先程は失礼しました。調子に乗りすぎました。」
「そうですね、もう私にあんなことを言わせないでくださいね。」
「次は言わせません。」
え???…それってどうとればいいの?
次はって…
また触るってこと?
「悪い冗談は止めてください。」
「冗談ではないです。もう僕からは触れません。
いつか、あなたから触れたくなるようにしますから…。」
「それはないです。私には彼がいますから…。」
「世の中何が起こるか分からないものです。」
山口先生のすました顔にイラっとし始める。
山口先生は私が彼を好きになると思っているのだろうか?
そんなことあり得ないのに…
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