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「カズヤ!!
お前、何バカな事、言ってんだよ!ふざけるなっ!
こんなにめちゃめちゃ苦労してゲットした『お宝写真』を全部、削除するだなんて!!」
俺は、思わず大声をあげてしまった!
「いや…。
削除した方が、良いって…。『何か、有ってから』じゃ、遅いよ…」
ナオキも、完全にビビっている。
「『何か』って、何だよ!
お前ら!タタリとかノロイとか、本当に信じてるのか?!
この写真の女が透けて見えるのだって、『光の加減かもしれない』って、さっきナオキも言ってたじゃないか!」
カズヤもナオキも…
無言で下を向いている。
俺は!
ハラが立って、再び自分のデジカメのボタンをあちこち押しまくった!
この文化祭の二日間、苦労してゲットした『お宝・お着替え写真』を…
削除なんかして、なるものかっ!
するとっ!
「おい!
例の女の写真!削除できたぞっ!」
俺は、歓喜の声をあげた!
「何っ?!」
「ほ、本当か?!」
二人とも、驚いて顔を上げた。
「へへーん。本当だぜぃ!」
俺はニヤリと、『勝利(?)の笑み』を『不適(?)』に浮かべた。
本当に、削除できたのだ!
「な?言ったろ?
だから、タタリとかノロイとか無いんだよ!
さ!引き続き、他の『お宝・お着替え写真』を見ようぜっ!」
俺は、鼻息荒く声をあげた。
と………
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