14人が本棚に入れています
本棚に追加
そりゃあ、俺たち！
今まさに『育ち盛り』の若者三人組！
同じ高校の女子に、興味が湧かないはずが無いじゃないか！
現に学校が休みの日は、
カズヤもナオキも俺の家に遊びに来て、部屋でこっそり『イカガワしい本』を三人で回し読みしては、
「うおぉぉぉっ！この子、めちゃめちゃ可愛ユスッ！！」とか、
「おわぁぁぁっ！こんな可愛い子と熱烈デート希望的観測っ！！」とか、
鼻息荒くして『青春の雄叫び』をあげまくってるんだ！
（もちろん、俺の家の家族が外出中なのを確認してからだけどな。な？『用意周到』だろ？笑）
さて。
学校に行くと…
実にたくさんの『誘惑』、はたまた『チャンス（？）』が…
まるで回転寿司かの様に！
俺たちの目の前にぐるぐると定期的に巡って来る！
まずは、体育の授業！
それは、女子たちが制服からジャージへと、華麗（？）にコスチューム・チェンジをする『お着替え』の時間！
（特に水泳授業ん時は！まさに激ヤバ！）
そして！
もう一つの『誘惑』は、放課後の運動系の部活開始時間！
それも、女子たちが制服からジャージやら柔道着やら剣道着へと、優雅（？）にコスチューム・チェンジをする『お着替え』の時間だ！
だが！しかし！
そういう時、女子たちは、当然『女子更衣室』でのお着替え。
もし、そんな場所に
俺たちが近付こうものなら…
例え『正当な理由（にわかには思い付かないが）』が有ったとしても、
『覗きヤロー』or『盗撮ヤロー』のレッテルを貼られかねない（汗）
そう。
ただ『女子更衣室』に近付くのを誰かに見られただけで…
『レッテル者』（俺が作った言葉）の称号を与えられて周囲から白い目で見られながら高校生活を送る事になっちまう…。
まさに女子更衣室は、
男子にとっては、決して触れる事ができない『アンタッチャブル・エリア（警戒レベルにしたら4くらい）』と言う訳だ。
しかし！である！
そんな迷える若者たちを救ってくれる『千載一遇の大チャンス』が、一年に一度だけやって来るのだ！
しかも！三日間も！
そう！
それが！
文化祭なのである！！
最初のコメントを投稿しよう！