【三人のダメダメ】

7/15
前へ
/15ページ
次へ
さて。 そう言う訳で、文化祭一日め…。 俺たちは教室の『各ポイント』に、女子たちのお着替え時間に合わせてタイマー設定をした(一定の時間をおいての連写!)デジカメを仕込んだ。 そして、 女子たちが着替え終わったのを見計らって、教室内のデジカメをこっそり回収し… それを何回か繰り返して文化祭一日め、俺たちは実にたくさんの『お宝画像データ』のゲットに成功したんだよ! そして!文化祭二日め! (つまりは、今日!) 俺たち三人は、昨日と同様のやり方で、またもやたくさんの『お宝画像』をゲットした! そして、その帰り道。 俺たちはその画像を三人で『データ共有』しようと、こうしてファミレスに集まったって訳なんだ! 俺は… ニヤニヤしながらファミレスのテーブルの向かいに座っているカズヤとナオキの顔を交互に見た。 二人の表情も、 俺に負けないくらい満面のニヤニヤ顔。 「さあっ! 『お宝写真のお披露目会』と、行きますかぁーっ!!」 「おーっ!!」 と、俺の『号令?』に、二人とも喜びの雄叫びをあげる! 「よし!まずは、俺からだ!」 早速、俺は自分のデジカメの裏側に付いてる液晶画面に『戦利品画像』を映し出して、カズヤとナオキの前に差し出した。 二人とも、目を『キラキラ』と(って言うか『ギラギラ』と。笑)輝かせながら、身を乗り出してその画面に見入り始める。 俺は、ボタン操作で次々と画像をスライドさせて映し出して行った。 もちろん… そう都合良く、画面のど真ん中にセクシーお着替え女子がドーンとバッチシ写り込むというベストショットは正直、少ないが… それでも! 俺たちにとっちゃ、十分に萌えまくれる写真が、数枚に一枚のペースで俺たちの目の前に現れたんだ!! そういったベストショットを見付ける度に、 俺たちは「おおっ!」とか「素晴らしい!」とか、嬉々として歓声をあげた!
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加