169人が本棚に入れています
本棚に追加
おまけ
「ケンゴ、連絡くれると思って無かった」
そう言う割に余裕あるその顔はなんだ。
俺があの日からどんな気持ちで居たのかしらねぇだろうが。
「ケンゴ、何飲む?やっぱ、……ビーール?」
ゴクリと喉がなる。
か、か、
可愛いい。
「ケンゴ、ここのオススメはタラの白子バターソテーなんだって、ね、オーダーしてみようか?」
そんなウキウキした目で言うなっ!
し、白子とか……
やばい。湯気がでる。
「ケンゴ?大丈夫?」
て!て!手を握るなっ。
と、言いながらその手を握り返す。
「……ケンゴ、痛いよ」
「わっ、す、すまん」
「ケンゴ変わらないね」
オメーもな。
「ケンゴ…………キスしていい?」
そんな色っぽい目で言われて拒めるハズねぇ。
小上がり先、周りから見えない位置で
膝と膝を絡めて、キスをした。
熱くて、やわらかくて。懐かしい。
唇を離したその時に………
「馬鹿。とまんなくなるだろ」
艶っぽい目に変わらない熱。
下半身は馬鹿になる。
夜は……終わるにはまだまだ長かった。
最初のコメントを投稿しよう!