おまけ

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おまけ

「ケンゴ、連絡くれると思って無かった」 そう言う割に余裕あるその顔はなんだ。 俺があの日からどんな気持ちで居たのかしらねぇだろうが。 「ケンゴ、何飲む?やっぱ、……ビーール?」 ゴクリと喉がなる。 か、か、 可愛いい。 「ケンゴ、ここのオススメはタラの白子バターソテーなんだって、ね、オーダーしてみようか?」 そんなウキウキした目で言うなっ! し、白子とか…… やばい。湯気がでる。 「ケンゴ?大丈夫?」 て!て!手を握るなっ。 と、言いながらその手を握り返す。 「……ケンゴ、痛いよ」 「わっ、す、すまん」 「ケンゴ変わらないね」 オメーもな。 「ケンゴ…………キスしていい?」 そんな色っぽい目で言われて拒めるハズねぇ。 小上がり先、周りから見えない位置で 膝と膝を絡めて、キスをした。 熱くて、やわらかくて。懐かしい。 唇を離したその時に……… 「馬鹿。とまんなくなるだろ」 艶っぽい目に変わらない熱。 下半身は馬鹿になる。 夜は……終わるにはまだまだ長かった。
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