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「屋根の上で遊ぶのは危ないですね」
「そういう問題ではないけどね」
営業一課に土産を渡しに行くと、柴田と行方も映像を知っていた。
土産を受け取りながら、じっと俺を見ている。
「はい、土産。木のメモ帳。ちょっと墓参りに行ってね」
柴田は、メモ帳を受け取りながら、俺と目を合わせないようにしていた。
「……やっぱり、氷花だよね。途中で微かに氷花の声が聞こえてさ。
妹が、映像を持ってきたのだけどさ……」
こっちでは、俺の歩く後ろに子供が幾人も歩いて付いてきていた。
しかも、子供は、半透明であった。
「えええ?」
この映像も、俺は初めて見た。
校舎の廊下に、幾人もの子供がいた。着ている服装は今のものではない。
幾人か、防災頭巾のようなものを被っていた。
しかも、夜の映像であるのに、教室の窓から、明るいグランドが見えているシーンもある。
何もないのだが、妙に怖い。
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