94人が本棚に入れています
本棚に追加
フォルカーに押し倒されてしまった。
もちろん押し倒された僕は、じたばたしていました。
手足をばたつかせて必死になってフォルカーから逃げようとした僕だけれど、
「勇は、往生際が悪いな。こうしてしまえばいいか」
フォルカーか更に凶悪な笑みを浮かべて魔法を使う。
するとあら不思議、僕の服が少し離れた場所に全て転送されてしまったではありませんか。
「え、な、なんで!」
「服がないと逃げられないだろう? それに、外で裸にされたくなかったら、部屋で大人しくしろとも言えるしな」
「フォ、フォルカーは僕の体にしか興味が無いんだ!」
「ん? それは違うな。勇の見た目と中身が俺を惑わすのが全部悪い。そうやって抵抗されると更に欲情させられるしな」
舌なめずりをするように告げられて僕は、何で抵抗したら欲情されるんですか!? と思った。
けれど思っている間に僕は唇を重ねられて、舌が僕の口の中に入ってきて口腔を犯す。
それだけで僕は、ぼんやりして力が抜けてしまう。
そうして首筋にキスマークを付けられ、胸をいじられる。
きゅっと両胸の突起を摘まれて僕は、
「や、何でそこばっかり、やぁああっ」
「こんな気持の良さそうな声を出しておいて、やぁっ、はないだろう?」
「だって、すごく感じて、もう、ぁああっ」
「気持ちが良いんだろう? 勇の体は敏感で感じやすいからな」
笑いながらフォルカーは僕を攻め立てて、しかも気づけば舌で片方を舐めながら、もう片方の手は僕の孔に触れて、何かを塗りつけながらほぐし始めている。
その手際の良さに悔しい気持ちになりながらも、僕は喘いでしまう。
そして十分ほぐれたと思ったのだろう。
僕の中からフォルカーが指を引き抜いて、同時に自身の服も全て脱いでしまう。
最初のコメントを投稿しよう!