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こういう時、魔法は便利だなと僕は思いながらも、細身ながらも筋肉のついたフォルカの体に、劣等感を持ちつつも見とれてしまう。
そこで熱いものが充てがわれた。
すでにどんな風に僕はなるのかを知っていて、あっと小さく呟く。
体を繋いでから、その後は夜毎フォルカーとこういった行為に及んでいた。
だから初めは少し苦しいけれど、すぐに気持ちが良くなるのだと体は覚えている。
現にずっと熱くて大きい物が僕の中に入ってくるのは少し苦しいけれど、僕はすでに感じ始めている。
「あっ、あっ……」
「もう俺のモノを素直に飲み込めるようになったな。動くぞ」
「あっ、やぁああっ、ぁああっ」
フォルカーが僕の腰を打ち付ける。
夢中になって打ち付けられて僕はあえぐ。
フォルカーを今、僕は受け入れているんだと思うと幸せな気持ちがになって、更に快感が増す。
何度も何度も突き上げられて僕はあえぐ。
やがていつものように絶頂が来て、僕とフォルカーは同時に達してしまう。
中に注がれるフォルカーの欲望に、心地よさを感じてしまう。
そのままフォルカーは僕にキスをしてくれて、幸せの余韻を味わう。
激しくすると言っていたけれど、フォルカーはそこまで僕に酷いことはしない。
あの災厄に侵された時でさえそうだったのだから、怖がる必要なんて僕にはなかったのに。
そう思っていた僕は、すぐに自分の認識が甘かったと気づく。
唇を放したフォルカーは僕に微笑みながら、
「今日は何時もよりも二回多めにする予定だから……楽しみにしていろ」
「え?」
一瞬何を言われたのかわからない内に僕はまたフォルカーに襲い掛かられて、しかもまた僕の中で達した後も、僕の姿とやめて~よ甘くお願いする声に欲情したと言って、抜かずにもう一度されて、その後は別の体位で二回ほどされて……僕は意識を失ってしまったのだった。
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