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「怜くん可愛いっ」
「可愛い言うなっ!」
「怜くんも寂しがってくれてたんだ・・・・・・」
黒川が、嬉しそうに成海の上に覆いかぶさった。
「柊斗重い・・・・・・」
「俺は気持ちいい」
「・・・・・・ね、腕枕して?」
成海が可愛く首を傾げた。
「・・・・・・どしたの急に」
黒川が照れる。
「ふふ、だって久しぶりだから」
「・・・・・・もう、そんな可愛い事言って」
黒川が成海を優しく抱き寄せ、腕枕してやる。
「ふふ、柊斗だ」
成海がふにゃっと微笑む。
「可愛い・・・・・・」
「これ好きっ」
「・・・・・・腕まくらだけ?」
「温い体も好き」
「体、だけ?」
「顔も好き、イケメンっ」
「・・・・・・外見だけですか?」
「ふふ」
「ちょ、否定してよ!」
「柊斗が好きだよ」
甘える様に、黒川の頬にチュッとキスした。
「うっ・・・・・・」
「お休みっ」
「お、お休み」
幸せそうに黒川の腕にすり寄り、スゥっと眠りについた。
「・・・・・・超~可愛いんですけどっ! てか、俺上手いこと転がされてる?」
黒川が苦笑しながら、悶々とした気持ちを落ち着かせようと葛藤した。
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