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部屋に戻って鍵をかけた。
そしてふらふらと歩いて行き制服のまま僕はベッドに転がる。
「うう、お腹が空いたよ、ここの学食は凄く美味しいって聞いていたのに……」
そう僕は悲しげに呟いてから、鞄に忍ばせておいたカロリークックを口にする。
棒状のクッキーのようなお菓子で、チョコミント味という変わった味が新発売されていたのでたまたま購入したのだ。それがまさかこんな風なことになるなんて。
シクシクと涙しながら僕はそれを開けた。
そして口に含んでみたが、やはり朝はきちんと白いご飯な生活をしていた僕にはひもじすぎる。
これはただのおやつとしか感じられない。
それを一箱食べてから、ポッ○ーをひとつ開ける。
と、同じ部屋の皆が戻ってきて、偽不良な彼が僕の○ッキーを見て目を輝かせる。
試しに一本取り出し、彼の口の前に持って行くと、パクンと咥えついてカリカリとお美味しそうに食べている。
なんだろうこの状況と思いながら、餌付けをしているような変な感覚になる。
でも偽不良な正宗君がとても嬉しそうだしまあいいかなと思っていると、今度は物欲しそうに皐月と美宇が僕を見る。
ちなみに美宇は今は普通の男子校の制服を着ている。 そんなわけで僕は、美宇と皐月の前に○ッキーを差し出すとパクっと咥えつく。
なんかこの三人可愛いな、と僕がほのぼのしている内に僕のポッ○ーが全てなくなってしまった。
調子に乗ってあげすぎたのかもしれない。
何でこんなことをしちゃったんだろうと僕は嘆きながら、それから気づけば時間になっていたので準備をして授業に出た。
僕の部屋の人は全員同じクラスらしい。
そして僕は一番後ろに席を1つ追加されていたのでそこに座り、事前に送られていた教科書を持って授業を受けたのだけれど。
「……難しすぎる」
前の高校でやっていたものとは比べ物にならないくらい難しい授業が始まった。
そういえば、ここのカルキュラムは進学校よりも……と聞いた気がする。
僕、ついていけるのだろうか。
そんな一抹の不安を覚える授業が終わった一限目と二限目の休み時間に、僕は同じ部屋の人達に聞いてみた。
まずは皐月に聞いてみたが、
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