プロローグ

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だが、意識はすぐに戻る。 「あれ、何か中身が真っ白になった気が…」 「お前が小学生だった頃の記憶を消しておいた。知っているのは、自分はいじめられたことがあるという事実のみだ」 「は!?なんで!!」 私はゼロの両肩を掴んだ。 冗談じゃない。記憶が消えてしまえばいじめっ子たちが何を企んでいるのか計算出来ず不利になるだけじゃないか。 「ふざけないでよ!」 「…本当に助けたいんだな」
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