プロローグ

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「安心しろ。何も一からやり直せって言ってるわけじゃない。お前もできれば辛いことからは逃れたいだろう。だから」 そう言って手渡されたのは、少し薄目の手帳だった。 「ここに、キーとなる人物の必要な情報が載ってある。これは誰にも見せるな」 その言葉を最後に、私は手帳を手に持ったまま別次元へ吸い込まれていった。
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