仮タイトル①

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朝の挨拶当番は余裕で間に合い、名前の通りただ校門で生徒に声をかけるだけの単純作業だった。 私は手帳で早くあの2人のことを調べたくてたまらず、ひつを待たずにさっさと3年1組の教室へ戻った。 最初からページをめくってもなかなか出てこず、出てきたのは最後から3ページ目くらいだった。 「2人続けて載ってる…」 そう呟いてみてから、私は黙々とそのページを眺めた。
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