プロローグ

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「…それにしても、なぜ別次元の人間がこちらにいるんだ」 普通の一般民(私たちからすれば異人だが)はここに来ることはできず、たいてい可能なのは私たち未来の次元に住む者が向こうに来訪する場合だ。 何かエラーが起きたかあるいは、特別な意味をもってこちらに来たか…。 「『助けてください』って言われたの。何をかはもう分かってるけど」 「いやすまん、分からない」 彼はあっけらかんとした様子でそう言った。
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