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『あなたが・・・好きです。』
夏目は大きな瞳に涙を浮かべながら、言った。
「え・・・。」
俺は次のセリフが言えなかった。
『ごめんなさい。先生を困らせるのわかってました。ほら、私幽霊だし。だけど・・・きっと明日消えちゃうから。その前に言いたかったんです。』
「夏目・・・俺は・・・」
『大丈夫です!返事なんて求めてないです。先生、今まで本当にありがとうございました。』
俺はこの日の夏目の笑顔、一生目に焼き付けておこうと思った。
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