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そうか、美少女ゲームと言うのが正解なのか。 じゃあ美少女ゲームとギャルゲーの違いは? うーん、分からない。 やったことないから、さっぱりだ。 そもそもそんなこと、どうでもいい。 こんな下らないことに頭を使ってることがフラストレーションだ。 動画を見る限りじゃ、田端の相手はほとんど清楚系ばかりだし、美少女ゲーム…。 なんで私がそんな動画をいちいちチェックしてるんだ、アホくさ。 私は別にこいつに憧れてるわけじゃない。 リア充したいわけでもない。 ただこいつがいつも自慢するから、たまに見てるだけだ。 そうだ、こいつは最低の男だ。 ネットに動画をあげ、行為を自慢して回る口の軽さ。 「俺は何も悪いことはしてない。インスタに美味しそうな映像をあげて自慢してる女たちと同じだよ」 美味しい食事は美人と同じ。 見てくれがいいものを、ゲットした証だろ。 「俺はインスタ映えする女の子とイチャついてそれを動画であげてるだけだ」 ほんと、最低の男だ。 こんな男に百人以上の女が引っ掛かるのだ。 詐欺師が容易くおばさんたちを騙せるのも納得だ。 「ましていわんや、彼らは被害者になったと認めようとはしない。あれはいい思い出だったと自分を誤魔化している」 その証拠にこのリア充動画に山のように書き込まれてるコメントだ。 悪口ばかりだ。 しかしそこから窺えるのは異常なまでの嫉妬心だ。 もちろん田端を羨んで嫉妬の炎を燃やす男たちが多いのかもしれないが、実はいい思い出だと言葉ではきれいごとを並べてる女どもかもしれないじゃないか。 悪口の主が分からないことに付け込んで、書きたい放題。 いや、それがまた多くのアクセル数に繋がっている。 全くどこまでお笑い草だろ。 田端は嫉妬に狂うコメントをニヤニヤして読んでいる。 「この負け犬どもめ。もっと嫉妬しろ」 こいついつか刺される。 いや、刺されるべきだ。 片やラブレターを書いて想いを伝えようと言うシャイボーイ。 純粋さは美徳か…。 国宝級か…。 じゃあ、恋愛に興味がない私は世界遺産だな。 私は純愛のキューピットになるために悪魔と手を結ぶのだ。
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