ひとりかくれんぼ

ひとりかくれんぼ～人形side～

目が慣れてきたのか、暗闇でもぼんやりと見えるようなってきた。

「何、ここ……」

よく目を凝らしてみると、石けんのボトルやイス、風呂桶がある。
ただ、すべてサイズか格段にでかい。

「何でこんなに…」

また、頭が混乱する。
1歩2歩、後ずさりをしてしまった。

その際硬いものを蹴飛ばした。

「っ！…なんだろう」

ひょいと拾い上げたものは、またしてもサイズのでかい包丁だった。