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ヤマトとアキラは部室を後にした。
「ふん。なかなかチームとしてまとまって来たではないか!」
さっきとは打って変わって上機嫌なタカシ。
「切り替えの早いやつだ。」
ユウトは苦笑する。
「ヨシオ!統計は取れたか?」
「とれたよー。グラフ化してみたよ。」
ヨシオはタカシにパソコンの画面を向けた。
「やはり落し物が68%でトップだねー。この学校の依頼は。恋愛事情は12%でその他は20%で分類されてる。」
「ふん。このままでは、落し物探しがメインになってしまうな。それだけでは、夢幻部としての威厳を保つことは難ありだろう。何かこう、ゾクゾクするような事件はないのか!?」
タカシは不満そうな顔をした。
「平凡だよなー。この学校も。」
ユウトは呑気に言うと窓から校庭ではしゃぐ学生達の姿を見ていた。
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