第8章-兄弟愛と散った紅葉-

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場面変わりヤマトとアキラは下校中のノゾムを尾行していた。 「なんかスパイみたいだな。」 ヤマトは楽しそうな様子ではしゃぐ。 「バカ、遊びじゃないんだ。もしかしたらノゾムはとんでもない事件に巻き込まれているかもしれない。闇の組織に脅されているとか。」 「物騒なことを!お前もなんだかんだ楽しんでるじゃんかよ!」 しばらくしてノゾムが辿りついた先は市立病院だった。 「病院?」 「もしかして、ノゾムの奴。なんか病気なんじゃないか?」 アキラは深刻な顔をした。 ノゾムは受付を済ませ、1人で階段を登って病棟へ向かって行った。 「誰か入院してるようだね。」 2人は傍目から見て、あからさまに怪しい様子でノゾムを尾行していた。
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