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2人は病室に入っていくノゾムを角から覗いていた。
「おい!入ってったぞ!」
「こら!君達!何をしている!」
「わぁぁぁ!」
2人は声を揃えて驚いた。
振り向くと医者が立っていた。
「受付はしたのか?」
「いや...。」
「怪しいな。城宮高校の生徒だな!」
「えっと、これに深い理由が!」
2人が医者に必死に言い訳を考えようと慌てていると
「こら。」
2人の肩をノゾムが掴んだ。
「ノゾム!」
「お医者さん、すいません。この2人、オレの連れで弟の面会に来たんですよ。」
ノゾムはサラッと言い訳をした。
「そうだったのか。じゃあ2人とも受付しておいで。」
そう言うと医者は去って行った。
「ありがとう!助かったよ!ノゾム!」
「お前ら...尾行には全然向いてないな。」
ノゾムが呆れた顔をして言った。
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