26人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日の昼、アキラはタカシを呼び出し学校の屋上で昼食をとっていた。
「んー。やはりピザというものはうまい!ここのピザは生地がいい!!」
タカシが満面の笑みで特大ピザをほおばっていた。
「学校の昼飯にピザの宅配...。」
アキラは呆れ返っていた。
「ん...で、なんだ?話とは。」
「物を口に入れながら喋るな。行儀が悪い。」
アキラは注意した。
「貴様、そういう所は常識あるんだな。」
「うるさい!それでだな...」
アキラは昨日の出来事を切り出した。
ノゾムの弟であるススムが重い病気にかかっていること。
辛いはずなのにススムは精一杯生きる為、夢を叶える為に努力をしていること。
それを見て、何もしてやれない、ただ傍に寄り添ってあげることしかできない兄ノゾム。
それを聞いて、仲間の為に何もしてやれないアキラとヤマト。
最初のコメントを投稿しよう!