第8章-兄弟愛と散った紅葉-

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「はぁ...意味わかんないな。そして...。」 アキラは頭を掻きながら言うと足元を見た。 「このゴミ!!あいつ!食ったもんくらい片づけろよ!」 そう言うとアキラは渋々ゴミを片づけ始めた。 「おぉ!アキラ!ここに居たのか。」 アキラがゴミを片づけているとヤマトが現れた。 「いやぁお前教室に居なかったからさ。探したよ。何奉仕作業なんかしてるんだよ。昼休みくらいゆっくり...ん?ピザ?お前、出前とったのか?」 「オレじゃない!タカシだ!」 アキラは苛立ちを見せながら言った。 「あぁ...あいつならしかねないな。それよりどうする?今日。ノゾムんとこ行くか?」 「あぁ。行こう。どうやら、今のオレたちには、陰ながら支えてやることが精一杯のようだ。」
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