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一方ノゾムは学校が終わり今日も直接病院へ向かった。
病院では、ススムがリハビリに励んでいた。
「ススム...あんまり無理するなよ?」
「心配いらないよ!こんな病気、早く治して夢を叶えるんだ!」
「ススム.....。」
「.....絶対に。ここで諦めるわけにはいかないから。」
ススムは真っ直ぐな眼差しでリハビリを続けた。
ノゾムは病院の自販機でジュースを買っていた。
「ススム君のお兄さん。ちょっといいかね。」
医者がノゾムを呼んだ。
「え?あ...はい。」
なんだろう。緊迫した空気が流れるまま
ノゾムは医者に診察室へと招かれた。
「失礼します。」
「どうぞ、そこに座って。」
ノゾムは椅子に座らされた。
医者は難しいそうな顔をして口を開いた。
「ススム君のことなんだが.....場合によっては長く無いかもしれない。」
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