プロローグ

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今は、夕暮れ時よりまだ少しばかり早い時間 龍雲は独り言をついた そろそろ子供らが集まる頃かの 長屋にある龍雲の家へ 今日はどんな物語が聴けるのだろうと ひとりまたひとりと子供らが集まってきている そして10人ほど子供らが集まった頃 龍雲は口を開いた あるお方に聞いた話でも 語り始めるかの 出てくる人物はある1匹の猫と言っても 猫であって猫ではない そして、あやかしでもない 妖怪とも違うただ見た目だけは 猫なのだ ただひとつ首には小さな鈴がついておる 飼い猫とでも言うのかの 生き物というものを飼ったことのない 私にはよくはわからんが
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