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「ここの女の子、あの人のお友達にかなり貢がされちゃったらしくてね、逆恨みしてるだけなのよ」
「いつ?」
「あの人たちが来てる間はずっとよ?ミネもアイスもサービスで持っていくから、流石に売上もおかしいでしょ?人数の割に稼げないんだもん。みんな怒るわよ」
「そうだったの……話してくれてありがとう」
「私から聞いたとか言わないでね?」
「うん、分かってる!」
そう言いながらも自分のツケのことも心配で、確認のために笠松にLINEを送る。
『私の名前で飲んでるって本当ですか?』
あとは返事を待てばいい。
通常業務に戻り、店が終わるまでスマホは見ていなかったが、まだ既読にならない。
心配になり、ママにいくつか連絡してもらって、居所を見つけその店にママと向かい、お店の人とママが話をしてくれている間に、笠松にどういうことなのかを問いただす。
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