梨香

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やがて物心が付き、進学するにつれ 男と言うものを理解し始めた。 小さい頃は母親の付属物として扱われ、やがて男達の舐める様な視線を意識しはじめる。 相変わらず母は男を連れ込み、別れを繰り返していたから 気を利かせ外に遊びに出掛けたりしていたが 母親と見知らぬ男のする行為は十分に理解していた。 あたしにとって、幼い頃から目にしてきた男と女の交わりは生活の一部なのだ。
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