20人が本棚に入れています
本棚に追加
第四話『司令塔』
<チーターLv15が現れた>
「あー、こういうことかぁ」
私の耳に声が聞こえてきて、チーターが現れた。
「そして、戦闘開始ってことね」
と私は言った。
「ライオンさん、ライオンさん、早速で悪いんですけど、もう一回ビシッと炎吐いて頂いて、ビシっとやっつけていたただけないでしょうか?」
と私は丁寧にお願いした。さっきの最強の「獄炎 - ファイヤーブレス」を見込んでのことだった。同じように吐いてくれれば、一撃で倒せるんじゃないかしら。
「断る」
ビシッと断られた。
ライオンさんにビシっと断られた。
自信満々でビシっと断られた!!
「ホワイ?なぜに!!」
と私は食い下がる。
ここで断る意味なんて一ミリもないでしょ!!
やらなきゃやられるのよ!!ここは戦場よ!
「疲れるんだよ、これ」とライオン氏の説明を頂いた。
「『疲れるんだよ、これ』!じゃないわよ!やられるわよ!!」
と私は猛抗議する。疲れと死はトレード出来るものじゃないでしょ!!一体どういう方程式がなりたってるのよ!!
「いま、俺頑張ったんだから、次はお前らがやれよ!」
cool系っていうか、王子系?
めちゃくちゃ言ってるんだけど、筋は通ってる?
最初のコメントを投稿しよう!