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第六話『最終目標』
<ヘビはレベル2になった>
<ヘビはレベル3になった>
<ヘビはレベル4になった>
<ヘビはレベル5になった>
そう鳴り響き。
さらにヘビくんもレベル5までレベルアップした。
「このレベルはなんなのかしら?スキルレベルとは別?」
と私は聞いた。RPGのパラメータって、マニアックな物が多すぎて、女子にはちょっと難しいのよね。男子はよく、こういうのわかるわよね、と思った。
「別っぽいね、なにかしら、の連動はしてそうだけど!」
と、ヘビくんは、仮説を言った。彼はゲームもそこそこやるし、頭も随分良さそうだ。この話は私にはちょっと難しい。
「連動って?」
と私は聞く。わからないことは分かる人に教えてもらう主義の私だ。
「つまり、基本レベルが上がってないとスキルレベルが上がらないとかだね」
と、ヘビくんは推測した。
まぁ、つまり全部上げなさいってことだと私は理解することにした。それ以上のことは、いまの私には難しい。
「なるほど」
と私は言った。
「それはいいけど、これからどうするんだ?」
とライオン氏がみんなに訊ねる。
「どうするって?どういうこと?」
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