第一話『転生したらヤギでした』

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と、私は聞いた。私達に選択しなんてあるのかしら?かかる火の粉をひたすら払う。しばらくはそういう感じになるんじゃないのかしら。 「ひたすら、襲いかかってくる敵を倒していくのか?」 と、ライオンが聞く。 彼は彼でなんとなく合理主義っぽい。 「うーん、そうね」 と私は考える。 「そもそも、キマイラって何をすればいいのかしら。勇者だったら、魔王を倒せばいいのだろうけど」 と、考えてみた。モンスターって普段何をしてるんだろう。 「なるほど、魔王に謁見して、四天王とかに入れてもらうとか?」 と、ヘビくんが、アイデアを出す。 その辺りが現実的なラインかな、と、思った。 四天王とかなかなか、かっこいい感じがする。 キマイラはそのポジションにいても全然おかしないポジションだ。 「なるほど、立身出世ね。志の高い男の人はきらいじゃないわ」 と、私は、自分の考えを口にした。 「いや、お前の趣味はどうでもいい!」 と、ライオンがばっさり言った。ひどいわ。 「ぐぬぬ。」 と私口に出してしまった。 そう言われるとそうかもしれない。 「じゃあ、あなた達はどうしたいのよ?」 と私が二人に聞いた。 「そうだねー、せっかくだから、四天王とかじゃなくて、魔王になろうよ。」とヘビくんが言った。 「えええええええぇぇぇぇぇ!!魔王!?!?」 と私は驚く。 「それまた随分志が高いわね」 「悪くないな。」     
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