story.1 -君の存在-

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-Uno side- 宇「3日間ありがとうございました!」 仕事とはいえ、とても優しく接してくださった西島さん。 彼の仕事に対するストイックさに、尊敬と感動を感じていた。 もう会えなくなると思うと、少し寂しくなる。 いつの間にか、気づかぬうちに心を惹かれていたのかもしれない。 宇「またいつかお会いできる日を楽しみにしております! 本当にありがとうございました!」 そんな自分の気持ちに蓋をして、気持ちを沈めるようにいつものように明るく振る舞う。 ……………………少しの本音も混ぜながら。 宇「では、失礼いたします! お疲れ様でした!」 本当にもう終わりか…。 自分で明るく言っておきながら、ため息が出そうになる。 そんな気持ちが彼に伝わらないように、出口までの道を急ぐ。 西「あ、あのっ!」 宇「はい?」 そんな時、急に彼の声に引き止められ振り向いた。 何を言われるんだろう。 面白みのない取材で嫌われた? もう、来ないでくださいって言われる? そんなことばかりが頭をよぎる。 西「宇野、さんは…この後はもうお仕事終わりですか…?」 宇「終わり、です…」 西「…よかった。 もしよろしければ、食事行きませんか?」 宇「え……。」 想像もしていなかった西島さんの言葉に固まってしまう。 西「どう、ですか…?」 彼の言葉に、ハッとする。 もしここでついて行かなければ、後悔する気がした。 宇「…行きますっ!」 西「…本当に?」 西島さんの驚いたような顔に思わず笑みが溢れる。 宇「はいっ! ぜひ行かせてください!」 もっとずっと、一緒にいたいと思った。
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