story.1 -君の存在-

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-Nishijima side- 西「宇野さんは、好きな食べ物ありますか?」 宇「ブロッコリー!…と、お肉です…。」 西「ははっ。本当に面白いですね、了解です。」 宇「すいません…。」 西「いえいえ、美味しい焼肉屋さんがあるんですけど…そこでいいですか?」 宇「え、あ、はい! ありがとうございます!」 西「もちろん、サラダバーもあるのでブロッコリーもありますよ。」 宇「あ、ありがとうございます笑」 宇「うわーおいしそう! いただきます!」 西「どうぞー。」 宇「…んー、おいしー!」 西「でしょ? やっぱ焼肉って最高ですよね!」 宇「うん、本当最高です!」 今僕の目の前で笑っている君の笑顔は、本当の笑顔なのかな。 もしそうだったら、そうさせたのは僕だって、期待してもいいのかな。 君にとって俺はただの仕事相手? もしかして、特別な存在に近づいてる? そんなことなんてわからないけど、今君と居られる時間を大切にしたい。 これから先の未来なんて誰にもわからない。 仕事相手?赤の他人?…それとも、恋人? それは自分次第。 だからこそ思うんだ。この一瞬、一瞬を大切にしていきたいって。 そしていつか、永遠にできるように、君のそばに居られるように。
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