好き。暴力も耐えられる

恋

その日もＳＮＳに載せると当たり前の様に常連コメントが来る。そのユーザー名前はKRと書いていた。

［じゃあ次はラーメンのお店を紹介するよ］

それから私はKRがオススメするお店に何件か行き楽しんでいた。

レンくんと会ったのはフィッシュバーガーのお店だけだった。

KRがオススメするお店ばかり行っていてレンくんに会ってないので久しぶりにレンくんのbarに飲みに行こうかな。

カチャっと遠慮がちにbarの扉を開ける。

あれ？レンくんの姿が無い。いつもカウンターに居るのに。

「あ、レンですか？
今買い出しだからすぐ帰ってきますよ」

名札に店長ショウと書いてる男性が話かけてきた。

「え？なんで分かったんですか！？」

「この前店に来た時ずっとレンがついてましたからもしやと思い」

「な、なるほど！さすが店長さんですね」

それからも私は無意識に何度も扉が開かないか見ていたらしい。

「もしかしてレンに惚れましたか？」

はははと笑ながら店長はビールを持ってきた。