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さっき店長に言われた事を意識し過ぎて緊張しちゃう。
「あ、そ、そうだ!これ。
この前ご馳走になってごめんね」
私は缶コーヒーを差し出すとレンくんは嬉しそうに受け取ってくれた。
「覚えてたんですね、ありがとうございます」
恥ずかしさのあまりビールをいっきに飲むと二人組の女の子が入ってくる。
「あ!いたいたー。レン久しぶりー!!」
真っ先にレンくんに近付き私とは少し離れた席に若いお客さんが座る。レンくんの事を気に入ってるみたいだ。
彼は手馴れた様に接客していて二人組もニコニコしている。幸せそうだ。
この時自分の気持ちに気付く。
私レンくんが好きだ。
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