好き。暴力も耐えられる

恋

「お待たせしました」

コトン、と料理を置くとやはりこのサラダは美味しそう。
そして彼は続ける。

「ここは店長、レンさんに俺だけなんですけど忙しくなったらあまり話せない時もあるんですよ。さっき来た彼女達は地方からわざわざレンさんに会いに来てます」

ルナくんは黙々とレンくんの情報を教えてくれた。

まだ半年でレンくんの後輩みたいだ。

ルナと言う名は本名だが今流行りのキラキラネームとやらで自分はコンプレックスらしい。
店長に名前を変えると言うと「それでいこう」と言われた話などをしてくれた。

しばらくルナくんと話してると帰る時間になる。
チラッとレンくんを見ると楽しそうにお客さんと話していた。

それから席を立ち会計もルナくんが済ませ店を後にした。

「椿さん！！」

振り替えるとレンくんが走ってきた。